怪文書

ゲーム、研究、雑記

ブキの選択に関する雑感と、スプラを遊び続けること

ブキの選択について

メインブキとして使用していくにあたって以下の原則を設定している。
* 使っていて楽しい、爽快感がある(使用感)
* 撃ち負けた時、また試合に負けた時のストレスが少ない(愛着)
* 使い込んでいけばいくほどゲームの深さに気づける(学び)

この原則はスプラトゥーンのブキ選びに限らず、他のゲームでの使用キャラや、実生活で何かを探求する際にも応用できる考え方だと思う。

使用感とは何か

適切な言葉が見つからないため、現時点では使用感という言葉を当てはめる。
筆者個人が使っていて楽しい、爽快感を得られることができるのは以下のブキである。
* スパッタリー・クリア
* スプラスピナー
* オーバーフロッシャー

前衛、中衛、後衛に位置するブキだが、プレイしていて3つに共通している特徴が見られた。

  • 持った瞬間から「このブキ使えるんじゃね?」と初見での手になじむ感覚
  • 試し打ちを30分以上行っても苦にならない
  • キル速が速い、塗りがある程度強い(盤面を整えやすい)

以上の条件が整っていると、個人的には愛着が沸くので、研究対象となり、負けることへのストレスは大幅に軽減される。

愛着とは何か

愛着を持っていないブキを使用することは徒労に等しい。
環境ブキ、強いとされているブキ、未開拓のブキの使用を試み、試合に負けたとする。
その際、「ブキへのモチベーション>試合に負けたストレス」の状態が持続できるならば、相棒ブキの仲間入りだ。
逆に、「試合に負けたストレス>ブキへのモチベーション」であるならば、とっとと手放そう。
特に環境=他人から強いと評価を得ているブキであれば、勝って当たり前のレベルでブキパワーが強いことが往々にしてある。
よって、負けた時は自身のスキル不足を直視することになる。
自分の弱さを認めることはストレスを発生させるが、成長の糧となるため通常は負け続けながら戦略やコツを習得していくことになる。
今使っているブキで負け続けるストレスに耐えることができるか?
答えがYESならば、それが愛着である。

学びとは何か

スプラトゥーン2の対戦用ステージには様々な地形が配置されているが、その意味を考えていくとブキごとの戦略に深みが増す。
短射程を使っている時には気にも留めなかったザトウマーケットの高台の塗れないブロックは、スピナーにとって盾の機能を持つ重要なファクターである。
バッテラストリートの使用目的が不明な木は、ジェットパックの高度を高く保つ重要なオブジェクトとなる。
配置されているステージのでっぱり一つでも多角的な目的でデザインされているので、愛着を持ったブキで勝とうと研究を進めるとそういったゲームの奥深さに気づくことができる。
小さな気づき、学びこそ成長であり、目先のランクや数値ではない部分で自身の内的動機付けによるウデマエアップを図ることがこのゲームの楽しみであると筆者は考えている。

所感

スプラトゥーン2の環境はほぼ固定となり、運営による刺激(環境の変化)でのモチベーションの維持は難しくなったかもしれない。
そういった外的動機付けに依存したプレイヤーが去っていくのは止めようがない。
しかし、まだスプラが好きで、楽しく遊ぶための方法を模索している人々には、自身の内的動機付けによりモチベーションを保って続けて欲しい。
次回は外的動機付けと内的動機付けについてもう少し詳細に言及する。